夜間中途覚醒について

夜間中途覚醒

寝つきが悪い、寝てもすぐ目が覚めてしまうなど、睡眠の悩みを持つ方は意外と多いものです。わたしたちは眠ることで脳と身体の疲れをとっているため、睡眠トラブルが起こるとあちこちに不調が現れる恐れがあります。

実はこれらの睡眠のお悩みは、東洋医学の鍼灸で解決することが可能です。今回は眠りが浅く、寝ている間に何度も目が覚めてしまう夜間中途覚醒の症状に焦点を当て、詳しく解説していきます。

睡眠トラブルの治療の落とし穴

おくすり

睡眠時間が十分とれないと生活にも大きな支障をきたすため、早急になんとかしたいものです。そのため、睡眠不足にお悩みの方の中には、病院を受診して睡眠薬を処方される方もいらっしゃいます。確かに、どうしても今すぐ眠って睡眠時間を確保したいという方には、薬の処方も有効です。しかし、薬の力を頼っていては、自ら眠る力は回復しません

また、薬は長期的に服用すると効き目が弱くなり、副作用のリスクも懸念されるため注意が必要です。睡眠トラブルを解消し、熟睡できる身体に変えるには、体質改善が大きなカギとなります。

東洋医学が考える眠りが浅い原因

カウンセリング

夜に何度も目覚めてしまう夜間中途覚醒にお悩みの方は、眠りが浅いのが特徴です。東洋医学では、眠りが浅い方は気虚(ききょ)状態であると考えます。「気」とは元気の気であり、生命エネルギーや人が生きるための活動を支えるエネルギーのことです。

日本語にはやる気や気持ち、気が合うなど、気のつく言葉がたくさんあり、日本人は昔から気と深くつながっていました。この気が不足する気虚状態になると、眠りが浅くなるほかにもさまざまな不調が現れます。

例えば疲れやすい、朝起きられない、やる気が出ない、手足が冷たいなども気虚の特徴です。

東洋医学では五臓六腑の機能改善を目的とした鍼灸施術で、これらの不調を合わせて改善へと導きます。

五臓に働きかける東洋医学の鍼灸施術

五臓

東洋医学では、五臓(肝・心・肺・脾・腎)はそれぞれが作用し合っているため、バランスが崩れることで不調が起こると考えます。この五臓の中で、気をコントロールしているのが呼吸器系の肺です。

つまり肺の調子を整えれば、気虚が改善され睡眠トラブルが解消されるのです。肺の機能が低下した場合、呼吸器系の症状以外にも、以下のような症状が現れます。

  • 便秘や潰瘍性大腸炎など大腸の症状
  • 乾燥肌やアトピーといった皮膚症状
  • 生理痛などの婦人科系の症状
  • 憂鬱になりがちなど精神的症状

これらの症状を病院で治療しようと思うと、いくつもの科を受診しなければなりません。しかし東洋医学であれば、肺への施術で合わせて不調を改善させることができます。これが全身を診て身体にアプローチできる東洋医学の強みなのです。

夜間中途覚醒に対する鍼灸施術

気血水

五臓(夜間中途覚醒の場合は主に肺)へのアプローチは、鍼灸を用いた経絡治療を行います。経絡とは身体に無数に流れる気・血・水の通り道のことで、五臓とつながっています。経絡治療は経絡と体表面を結ぶ経穴(ツボ)に、鍼灸で刺激を与える施術です。刺激が経絡から五臓に伝わることで、五臓の働きが活性化して巡りを整えることもできます。

東洋医学の鍼灸は身体が本来持つ自然治癒力の向上や体質改善が施術の目的です。身体の機能そのものが向上するため、自ら眠る力はもちろん、その他の不調も合わせて良くなります。

東洋医学は森を見て木を治すといわれ、二千年以上の歴史と実績があります。夜間中途覚醒のような慢性症状や原因不明の症状は東洋医学の得意分野です。

全体像を捉えた診断を行うため、夜間中途覚醒の原因が肺にあることも突き止めることができました。睡眠トラブル以外にお抱えの不調も、元をたどれば原因が同じというケースもあるため、長引く不調にお悩みの方はぜひ東洋医学の門を叩いてみてください。

解説動画「中途覚醒について」

※効果には個人差がございます

東洋医学の鍼灸で朝の目覚めを爽やかに!

リフレッシュ

睡眠不足を解消し、スッキリ目覚めることができれば、元気に一日のスタートを切ることができます。眠りが浅い、熟睡できないといった睡眠トラブルをお抱えの方は、東洋医学の鍼灸施術がオススメです。鍼灸でエネルギー不足を解消し、快眠体質へと身体を導きましょう!

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