半月板損傷について

半月板損傷
  • 「膝を動かすと違和感や変な音がする」
  • 「膝が痛くて歩くのもつらい」

このような症状が見られたら、もしかしたら半月板損傷という状態になっているかもしれません。

膝の病気の中でもあまり聞いたことがない病名かもしれませんが、膝関節の中にある「半月板」と呼ばれる組織が欠けたり、亀裂が入っている状態を指します。

半月板は膝をスムーズに動かす役割を持つ軟骨の一部であるとともに、私たちの体を支える機能を持っています。そのため、半月板が傷つくと膝に痛みが出てくるとともに、歩行・しゃがむなど日常生活にも支障をきたしてしまうでしょう。

本記事では半月板損傷の症状や原因をはじめ、簡単にできるセルフケアをご紹介します。あわせて、東洋医学の鍼灸が半月板損傷におすすめの理由も解説していますので、ぜひご覧ください。

半月板損傷の特徴と症状

半月板損傷

半月板損傷とは、膝関節の中にある「半月板」が何らかの原因で欠けたり、亀裂が入っている状態を言います。

私たちが歩く・走る・しゃがむ・正座をするなど膝を動かすためには、半月板をはじめ膝の周りにあるすべての組織がひとつひとつ正常に働く必要があります。

半月板

半月板は大腿骨と脛骨の間にある軟骨ですが、膝の中でも特に重要な役割を持っているため、これが傷んでしまうと日常的な動作にも影響を及ぼします。実際、半月板損傷に悩んでいる方の多くは、痛みのせいで思うように歩けない、膝に水がたまるなどの症状が見られ、放っておくと膝の骨が変形してしまう可能性もあります。

以下は半月板損傷によく見られる症状であるため、当てはまる方は早めに専門機関でみてもらってくださいね。

  • 膝を曲げたり伸ばしたりすると痛い
  • 膝の曲げ伸ばしがスムーズにできない・異音が鳴る
  • 急に膝がまったく動かなくなる(ロッキング)
  • 膝に水がたまる

初期の段階であれば膝がスムーズに動かないなど違和感を感じる程度ですが、放っておくと動かすたびに痛みが生じる・まったく動かないなどの症状になってしまうため、早めのケアが必要不可欠ですね。

半月板損傷のメカニズムと原因

半月板損傷のカウンセリング

半月板損傷は特に膝をひねる動作が多いサッカーやラグビー、テニス、陸上などの激しいスポーツをして起こると言われています。

例えば、ジャンプをして着地をした時に膝関節が曲がるもしくはひねられると、骨と骨の間のクッションの役割をする半月板にストレスがかかります。すると、半月板がストレスに耐えられずに欠けたり亀裂が入ったりしてしまうのです。

膝が無理な方向に引っ張られると半月板を損傷しやすいですが、ジョギングやランニングなど膝の曲げ伸ばしをくり返すだけでも摩擦が加わり、半月板にダメージが加わります。そのため、特に膝を酷使するスポーツを日常的にやっている方は、できるだけ膝に負担がかからないような姿勢をとるなどの工夫が必要ですね。

また、半月板損傷は加齢によっても起こり得る病気です。歳をとると半月板だけではなくさまざまな臓器や組織が劣化していきますが、特に半月板は日常的によく使われる組織であるため劣化しやすいです。

半月板損傷を引き起こす要素をまとめてみましたので、一度当てはまるものがないかチェックしてみてください。膝痛の男性

  • 膝の酷使
  • 加齢
  • 肥満
  • 無理な姿勢・歩き方

半月板は体重を支える機能も持ち合わせていますが、当然体重が軽い人よりも重い人の方が負担が大きくなります。そのため、半月板損傷が疑われる場合は食生活の見直しなどで体重をコントロールするのも有効でしょう。

半月板損傷に鍼灸が効果的な理由

説明

半月板損傷の原因は膝の酷使や加齢と考えられていますが、膝を多く使っているもしくは高齢者であっても、膝の痛みがない人もいらっしゃいます。

東洋医学では半月板損傷の原因を「不通即痛(ふつうそくつう)」と考えており、これが原因であらゆる痛みが引き起こされると考えています。

高齢でも膝に痛みがない方は、健康を保つ「気・血・水」の循環がうまくいっている状態です。

気血水

一方、膝に痛みがある方は、気・血・水が体内をスムーズにめぐっていない状態であるため、痛みが生じています。

鍼灸はこの気・血・水の滞りを改善し、スムーズに循環させることで体全体を健やかな状態に導きます。

痛み止めや注射など一時的な対症療法ではなく、体全体の不調と向き合って適切なアプローチを行えるのが東洋医学の強みです。

半月板損傷におすすめのセルフケア

散歩

半月板損傷にお悩みの方にはぜひ鍼灸を試していただきたいですが、あわせてご自身でも以下のセルフケアを行ってみてください。

  • 膝を痛みが出ない程度にゆっくり曲げ伸ばしする
  • 太ももをゆっくり伸ばす
  • ゆっくりウォーキングをする
  • 適正な体重に戻す

半月板損傷を改善するためには、膝の筋力を高めることが第一です。

特に膝に負担がかかりにくいウォーキングは、他の内臓機能も高めてくれるため、1日30分程度無理のない速度・頻度で行いましょう。

半月板損傷を改善して健やかな毎日を目指そう

笑顔の女性

膝に負担がかかるスポーツを行う方や、高齢者に多く見られる半月板損傷ですが、実は不通即痛も原因のひとつであると解説してきました。

私たちの体にとって必要不可欠な気・血・水がうまくめぐらなければ、膝だけではなくあらゆる箇所に不調が出てくるでしょう。

東洋はり灸院ではお客様ひとりひとりの体と向き合い、何が問題であるかを分析します。病院に行ってもよくならない不調は、ぜひ当店へお気軽にご相談ください。

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