慢性疲労症候群は東洋医学で改善を!

慢性疲労

なんとなく身体がダルいという経験を、誰もが一度はしたことがあるでしょう。

しかし、症状が長引くと慢性疲労症候群になる恐れがあり、慢性化すると生活にも支障をきたしてしまいます。

ここでは身体のダルさでお悩みの方へ、現役鍼灸師が東洋医学の視点から改善法を解説していきます。

東洋医学は身体のダルさを改善させるスペシャリスト

施術風景

東洋医学は、慢性疲労症候群を改善させることを非常に得意としています。なぜなら、約2千年以上の歴史を誇る東洋医学のありとあらゆる知識の積み重ねのおかげで、施術法が豊富にあるからです。

東洋医学では慢性疲労症候群の主な原因を以下のように考えます。

例えば、元気がない場合は『気虚(ききょ)』、気力がないときは『気滞(きたい)』、体内の水分が汚れている『水滞(すいたい)』、血液が汚れている『お血(おけつ)』などです。

人間は、身体にエネルギーが行き届かなくなると、動けなくなってしまいます。

ではこのような状態になったときは、どう対処すればよいのでしょうか?

食べ過ぎると元気が出なくなるのはナゼ?

食べ過ぎ

よく食べると元気になると錯覚している方は、意外と多いものです。しかし、これは西洋医学的な考え方で、東洋医学ではあり得ません。

実は、食べ過ぎると内臓に負担がかかるため、元気が出なくなります。つまり『小食』こそが、慢性疲労症候群を改善させるひとつの方法なのです。

昔は朝ごはんを抜くことが推奨されていましたが、朝食を抜くと消化機能の低下を招くことが判明したため、現在は撤回されています。これは朝の5時から7時は排泄の時間で、7時から11時には胃と脾にエネルギーが集中し、消化にエネルギーが使われるためです。

小食を実践するなら、内臓の負担を減らすためによく噛むようにしましょう

血液がサラサラになる時間は午前1から3時

熟睡

2つ目の改善ポイントは睡眠時間です。

わたしたちの身体は、午後23時から午前1時の時間帯に寝ていると、脂肪の消化を助ける『胆汁』の排せつが活発になります。また、午前1時から3時に寝ていると、血液がサラサラになります。

睡眠時間によって身体のダルさや動きが全然違いますので、午後23時までには寝るようにしましょう。

東洋医学で白砂糖をオススメしない理由

白砂糖

3つ目の改善ポイントは、白砂糖や肉、添加物、加工食品を避けることです。

東洋医学で白砂糖は、身体を極端に冷やすといわれています。また、肉は血液を汚しやすいため、鶏肉以外は避けるようにしましょう。

ちなみに当グループの代表の場合、1年で食べる肉の割合は鶏肉が95%で、牛肉は1年に1回程度です。

ほかにも、添加物や加工食品は血液を汚す原因となります。これは、自然にないものを身体に入れると内臓に負担がかかり、疲れてしまうからです。これらの食品は、できるだけ避けるようにしましょう。

水分の摂りすぎは腎臓に負担をかけるのでNG

水分補給

4つ目の改善ポイントは、水分を摂りすぎないことです。

身体に水分が溜まりすぎると、水滞の原因となります。そのためには腎臓でろ過して、適度に水分を外に排泄しなければなりません。

体の中に溜めておける水は『膠質浸透圧(こうしつしんとうあつ)』という力で管理されています。たくさん水分を摂ると、その分たくさん水分を排出させなければならないので、腎臓に負担をかけてしまうのです。

人間の身体は、これまでの生活の積み重ねから、必要なときにのどが渇くようになっています。そのため、必要以上に水分を摂らなくても大丈夫です。

また水分を摂る際は、砂糖を含んでいる清涼飲料水は避けるようにしましょう。

運動で巡りを良くして軽やかな身体に

運動

5つ目の改善ポイントは、軽い運動とストレッチをすることです。

適度な運動は身体の循環の向上につながります。寝る前に行うと、朝身体が軽くなるのでオススメです。

身体がダルいときは漢方の五苓散を

漢方

6つ目の改善ポイントは、水分代謝を補うことです。

人間の身体はほとんどが水でできています。身体の水分量の目安は胎児で約90%、新生児は約75%、子どもが約70%、成人は約60から65%、高齢者になると約50~55%です。

水分が大半を占めるため、外気などにより大きな水分の塊が近づいてくると、体内に水が溜まって体調不良を起こす『水毒(すいどく)』になるリスクが高まります。低気圧になると、体調不良を訴える方が増えるのはこのためです。

身体がだるいときは、五苓散(ごれいさん)という漢方が効きます。これはドラッグストアやネット通販でも購入できるので、どなたでも手軽に手に入ります。低気圧対策として、水分代謝を補う五苓散を飲むようにしましょう。

身体のダルさが続く方は、東洋はり灸院へ

原因不明のダルさが続く場合、慢性疲労症候群になっている可能性があります。身体のダルさは生活習慣を見直すことで、予防や改善が可能です。

当店では、東洋医学に基づいた生活習慣のアドバイスも行っております。身体がダルくてお困りの方は、東洋医学専門の東洋はり灸院にご相談ください。

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