おねしょ(夜尿症)について

トイレ

寝ている間に無意識に尿をもらしてしまう「おねしょ(夜尿症)」

子どもにおねしょはつきものとはいえ、あまりに頻度が高い、いつまでも治る気配がないと不安になってしまいますよね。

病院での改善が難しいおねしょですが、実は東洋医学で体質改善を行うことで症状が和らぐ可能性があることをご存じですか?

この記事では東洋医学の観点からみたおねしょについて、原因や対処法をお伝えします。

おねしょと夜尿症

おねしょ

おねしょと似た言葉に「夜尿症」がありますが、厳密に言うと次のような違いがあります。

  • おねしょ……幼児期の夜尿
  • 夜尿症……5~6歳以降の夜尿

乳児期から幼児期までは膀胱が未発達であり、おねしょをしてしまうのは仕方のないことです。また夜尿症は小学生で10~20%、中学生でも1~2%が抱えていると言われており、決して珍しい疾病ではありません。

ただ、学童期に入ってからの夜尿は本人も家族も焦りを感じてしまうもの。なかには宿泊行事や校外学習への参加ができない子や、プレッシャーによって昼間におもらしをしてしまう子もいるようです。

病院ではおねしょは改善しにくい

病院

おねしょや夜尿症といった慢性症状の場合、病院では思うように改善できないでしょう。なぜなら、病院で検査をしてもおねしょの原因とされる体の異常が見つからないからです。

体には異常がないにもかかわらず症状が現れていることから、病院では薬による対症療法を行うしかありません。薬で効果が出れば良いですが、そうでない場合は薬の量が増えることで副作用が起きる可能性もあります。

そもそも西洋医学は外科的な治療や救急救命処置など、明らかに体に異常や損傷がある場合には高い効果を発揮します。しかし、おねしょのような原因不明の慢性症状の治療は不向きと言わざるを得ません。

東洋医学が考えるおねしょ・夜尿症の原因

東洋医学

東洋医学では、おねしょ・夜尿症の原因を次のように考えています。

  • 遺伝・体質
  • 泌尿器系器官の未発達(先天的なものを含む)
  • 腎・肝の機能低下や機能不全

特に子どものおねしょの場合、お子さんの体質だけでなく親の体質に特徴があることが多いです。おねしょになりやすい人は下記の不調も合わせ持っています。

  • 肩こり
  • 腰痛
  • 生理痛・生理不順
  • せきが止まらない
  • 花粉症
  • 末端冷え性
  • 手汗
  • アレルギー
  • 起伏が激しい
  • 慢性扁桃炎
  • 逆流性食道炎
  • 爪が割れやすい

これらの不調がどれか1~2つ当てはまっていればおねしょを引き起こしやすい体質です。お子さん本人の体質の場合、中耳炎を繰り返しやすい子も該当しますね。

体に何も異常がないのにおねしょが現れることはありません。おねしょをする子としない子の違いは体質です。今おねしょをする子でも、おねしょ体質そのものを改善すればおのずと症状は出なくなるでしょう。

東洋はり灸院の小児鍼の特徴

小児鍼

鍼灸と聞くと「痛そう」「跡が残りそう」と心配になる親御さんも多いです。ここでは安心してご来店いただくために、当店の小児鍼の特徴を紹介します。

刺さない鍼でツボを刺激

金の鍼

当店の小児鍼灸で使用するのは「てい鍼(ていしん)」と呼ばれる棒状の鍼です。大人の施術のように鍼を刺さず、ツボに当てたりなぞったりして施術を行います。

「なぞるだけで効果があるの?」と疑問に思われるかもしれませんが、お子様は生命力が強いため少し刺激するだけでも十分効果が表れます。

もちろん痛みはありませんし、施術の跡が残ることもありません。施術中の付き添いも可能ですので安心してお任せくださいね。

最短6回ほどで効果を実感

睡眠中 おねしょ・夜尿症の改善の場合は週1回の施術を継続して行う必要があります。効果に個人差はありますが、最短6回ほどで症状の変化を実感できるでしょう。

ただし体質そのものを改善するには6か月以上の継続した施術が必要です。半年以上と聞くと長く感じるかもしれませんが、夜尿症の自然治癒は中学、高校までかかる可能性も。ご本人やご家族のためにも、施術を始める時期は早い方がよろしいかと思います。

【動画】小児鍼の施術風景

※施術効果には個人差がございます。

子どものおねしょ・夜尿症は鍼灸施術で改善できる

家族

ご家族だけでなく、お子様にとってもおねしょ・夜尿症はつらいものです。プレッシャーや劣等感から解放してあげるためにも、ぜひ鍼灸施術をお試しください。

当店ではおねしょ・夜尿症の改善実績もございます。お子様への施術経験も豊富ですので、安心してお任せくださいね。

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