アトピーについて

アトピー
  • 「強いかゆみで夜も眠れない」
  • 「皮膚がボロボロで人目が気になる」

アトピーにお悩みの方の多くがこのような症状をお持ちではないでしょうか。

日本人の2人に1人が何かしらのアレルギーを持っていると言われていますが、中でも「アトピー性皮膚炎」の方は年々増加しています。

我慢できないほどの強いかゆみと赤い湿疹が特徴のアトピーですが、乳幼児期に発症することが多いでしょう。

年齢が進むにつれてよくなることがほとんどですが、中には大人になって再発してしまう方や何の前触れもなくアトピーを発症してしまうケースもあります。

かゆみで仕事や家事に集中できないだけでなく、皮膚がジュクジュク・カサカサした状態が続くため、人目が気になってしまうのもアトピーの難点ですね。

本記事ではアトピーの症状や原因をはじめ、簡単にできるセルフケアもご紹介します。また、鍼灸を用いてアトピーを改善する方法もお伝えしますので、ぜひご覧ください。

アトピーの症状

アトピー性皮膚炎

アトピーの正式名称は「アトピー性皮膚炎」と言われており、アレルギーの一種です。

アレルギーには花粉症やアレルギー性鼻炎、食物アレルギーなどさまざまな種類がありますが、アトピー性皮膚炎は「皮膚」に症状が出ます。

アトピー性皮膚炎の8割ほどは乳幼児に発症すると言われていますが、中には大人になってから発症する人もいらっしゃるでしょう。

日本人の2人に1人は何かしらのアレルギーを持っていると言われていますが、近年さまざまな要因によりアトピー性皮膚炎に悩む人は増加しています。

アトピー性皮膚炎になると以下のような症状が現れます。

  • 赤い湿疹が出る
  • 皮膚がジュクジュクする
  • 皮膚が乾燥してボロボロ皮がむける
  • 我慢できないほどの強いかゆみ

アトピーで起こるかゆみは仕事や家事を妨げるレベルの強さであるため、日常生活のパフォーマンスが一気に低下してしまいます。

また、かゆみを我慢できずに強く皮膚をかいてしまうと「かき壊し」と呼ばれる状態になり、皮膚を傷つけてしまうでしょう。

子どもの頃にアトピーを発症してかき壊しをしてしまったとしても、新陳代謝が盛んなためすぐに傷がよくなります。しかし、大人の場合は皮膚が傷つくとなかなか元の状態に戻らないため、人目が気になってしまうでしょう。

アトピーにお悩みの方の中には「夏でも長袖を着る」という方もいらっしゃるかもしれませんね。

アトピーのメカニズムと原因

皮膚病

アトピーが起こるメカニズムは、「皮膚に備わっているバリア機能の低下」にあります。

私たちの皮膚では通常、外部から入ってくるアレルゲンをブロックするバリア機能が働いています。このバリア機能により、ダニ・ハウスダスト・花粉・食物などのアレルゲンに触れたり摂取しても肌トラブルは起こりません。

しかし、肌のバリア機能が低下すると、あらゆるアレルゲンが簡単に侵入できる状態になってしまいます。これらのアレルゲンが皮膚の表面を突破して入ってくると、強い炎症やかゆみを引き起こし、アトピーの発症につながります。

また、アトピーにお悩みの方によく見られる「かき壊し」が起こると、バリア機能がさらに低下してしまう悪循環となるため、注意が必要です。

アトピーの特徴は「何度もくり返す」ことですが、これは「バリア機能の低下→アレルゲンによるかゆみ→かきこわし」というサイクルによって起こっています。そのため、皮膚のバリア機能を元の状態に戻すことが、アトピー改善の第一歩と考えられています。

一般的に、以下のような複数の原因が組み合わさってアトピーの発症につながると考えられています。

  • 遺伝・体質
  • 皮膚のバリア機能の低下
  • アレルゲン
  • 汗や衣類の摩擦など外的刺激
  • 寝不足・過労
  • 食生活の乱れ

ただし、現代の医学では原因を特定するのは難しいでしょう。

西洋医学と東洋医学

一方、東洋医学ではアトピーの原因を「肺の機能低下」だと考えています。

私たちの体には五臓六腑が備わっており、それぞれが健康を保つために大切な働きをしています。その中でも皮膚をつかさどっているのが「肺」で、肺がうまく働かなければ健やかな肌を保つことはできません。

気血水

また、東洋医学では体内を流れる「気・血・水(きけつすい)」の流れが滞ると痛みが出る「不通即痛(ふつうそくつう)」の考え方を重視しています。

これらを踏まえると、アトピーを改善するには肺の機能低下と気血水の循環を改善することが重要と言えるでしょう。

アトピーに鍼灸が効果的な理由

説明

一般的には保湿やステロイド外用薬、抗ヒスタミン薬で炎症・かゆみを抑えますが、東洋医学では「鍼灸」を用いてアトピーの改善を目指します。

鍼灸では「内臓機能を本来の状態に戻す」「気・血・水をうまく循環させる」と、2つの効果が期待できるでしょう。

まさに、これら2つは東洋医学が考えるアトピーの原因であるため、薬を使ってもよくならない方でも効果を実感できる可能性があります。

アトピーにおすすめのセルフケア 5選

運動

こちらではアトピーの症状がひどくならないためのセルフケアをご紹介します。

  1. チクチクする素材の服を着ない
  2. 自分なりに原因を特定する
  3. かゆみが強くなったら患部を冷やす
  4. ストレス・疲れをためない
  5. 汗を流したりまめに洗濯をして清潔にする

    アトピーが起こるきっかけは人によってさまざまですが、「これをしたら症状が出る」というものや状況をまずは分析してみましょう。

    自己分析をするだけでも、アトピーとうまく付き合うことができるかもしれません。

    アトピーを改善して健やかな毎日を目指そう

    アトピーになると強いかゆみや湿疹が出て、仕事や家事が手につかないのはもちろん、人目が気になってしまいますよね。

    アトピーが出る時期・範囲をはじめ、症状の重さも人それぞれ異なりますが、「アトピーかも?」と思ったら、早めに根本原因にアプローチすることが大切です。

    東洋医学ではアトピーの原因に直接アプローチし、「くり返さない体づくり」を目指します。気になる症状が見られたら、ぜひ東洋はり灸院へお越しください。

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