東洋医学に学ぶ!便秘にオススメの食材 5選
便秘に悩まされている人はとても多く、長い方は1週間程度便通がないというようなこともあるのではないでしょうか。
便秘が続くとお腹の張りを感じたり、下腹の不快感、食欲減退などあらゆる不快な症状を感じられます。
便秘を放っておくと固い便が体内にとどまった状態になり、最悪の場合腸閉塞を起こし死に至る場合もあります。「たかが便秘」と思わず、早めに便秘を解消し、毎日を健康に過ごしたいものですね。
こちらでは便秘を解消する食材を5つご紹介するとともに、東洋医学が便秘解消におすすめの理由についても触れていきます。現在便秘でお困りの方は必見の内容となっていますので、ぜひご覧ください。
便秘とはどのような症状?
老若男女問わず便秘に苦しんでいる方は多いと思いますが、そもそも便秘とはどのような症状なのでしょうか。
便秘の定義として、3日以上便が出なかったり、排便時に硬く、痛みを伴ったり、1回の量が少ない、残便感があるといったことが挙げられます。
割合的には女性の方が多く見られる症状ですが、放っておくと以下のような不調が現れることがあります。
便秘になると自律神経の働きが悪くなることで、全身を巡る血液の流れが悪化し、このような症状を引き起こしてしまいます。
また、冒頭でもご紹介したとおりひどい便秘を放っておくと最終的に便が腸を塞いでしまう「腸閉塞」になり、最悪の場合死に至るケースもあります。3日以上便が出ない場合や、排便時に痛みや残便感を感じる方は早急に適切なケアをするべきでしょう。
便秘を解消する食べ物 5選
私たちは日常生活で食事をとりますが、実は摂取する食材を少し工夫するだけで便秘が改善されることがあります。
こちらでは便秘を解消してくれる食べ物を5つご紹介しますので、ぜひ積極的に食卓に取り入れてみてくださいね。
①白ごま
白ごまは黒ごまより油分が多く便通を良くします。特に加齢による老人性便秘には高い効果が期待できます。
細かくすってホウレン草に混ぜると効果が高まりますので、「ほうれん草のごま和え」として食事に取り入れてみてくださいね。
- 抗酸化作用
- 動脈硬化予防
といった嬉しい効果もあります。
②豆腐
豆腐に含まれる大豆オリゴ糖は腸内細菌のえさになり、腸内環境を整えてくれるため、便秘解消に繋がります。
ごま油と一緒に食べるとさらに効果が高まりますよ。
③かぼちゃ
かぼちゃは私たちの健康に欠かせない臓器、「脾」と「胃」を養い消化、吸収を高める効果があります。
食物繊維が豊富に含まれているため、腸内環境を整え便秘を解消してくれます。
すりごまを入れて「利休煮」にすると高い効果が望めます。
- 抗酸化作用
- 糖尿病
といった嬉しい効果もあります。
④オクラ
オクラ特有のネバネバに含まれるペクチンという成分は食物繊維の一種で、腸内環境を整え便秘を改善します。
納豆も一緒に食べれば、納豆のネバネバとの相乗効果で高い効果が期待できます。
ただし、下痢の時は悪化することもあるので注意してください。
「血糖の上昇を抑える」といった嬉しい効果もあります。
⑤サツマイモ
甘くておいしいサツマイモは体を元気にしてくれる作用があります。
自然な甘みは消化機能を高めてくれるので、胃腸が弱っている時には特におすすめです。
「さつまいもの甘露煮」や「さつまいも粥」などで食べてみてください。
- 食欲不振
- 胃もたれ
- やる気低下
- むくみ
- 便秘
- 風邪予防
といった症状にも効果がある優秀な食材です。
食物繊維とビタミンCがたくさん含まれていますので、免疫力UPが期待でき、風邪予防にもおすすめです。
便秘に東洋医学がおすすめの理由
私たちの体には「気・血・水」の3つの要素があり、これらが過不足なく、バランスが保てている状態を、東洋医学では「健康」と考えます。
便秘はこの中の「水」が不足している状態、もしくはストレスや不安で「気」が異常を起こしている状態、「血」が滞っている状態のどれかによって引き起こされています。
東洋医学では漢方や食事療法、鍼灸施術を用いてこの3つの要素のバランスを整えることを目標にしています。
鍼灸施術は、便秘を引き起こしている経絡をじっくりと見極め、経絡と体表面をつなぐ経穴(ツボ)に鍼やお灸を使ってアプローチしていきます。
当院では痛みや熱さを感じず、お子様でも受けていただける優しい施術を提供しております。西洋医学のように即効性はありませんが、副作用もないため、食養生(食事療法)などとあわせて根本から解消していきましょう。
食養生と鍼灸で便秘を解消しよう
今回は便秘に良い食べ物、そして東洋医学と便秘の関係についてご紹介しました。
まずは取り入れやすい食べ物から取り入れ、効果が不十分だと感じたらぜひ当店の鍼灸施術を受けてみてくださいね。