膝の症状は胃腸のツボで改善する⁉
加齢やスポーツ、冷えなどの影響により、膝に痛みを抱えている方は少なくありません。膝は体重を支える大切な役割を担っているため、負担がかかりやすく改善しづらいのが特徴です。
膝に痛みが出ると、なんとか痛みを取ろうと膝にあれこれアプローチをかけてしまいがちですが、実は東洋医学の五臓六腑の視点から痛みの原因を探ると早期改善につながることもあります。
そこで今回は『膝の痛みと胃腸のツボの関係』について、現役鍼灸師でもある統括院長の石丸がわかりやすく解説します。
※施術効果には個人差がございます
膝の痛みはなぜ起こる?
膝の症状というと、階段の上り下りや動き始めの膝の痛み、変形性膝関節症などが挙げられます。
なぜ階段の昇降で膝が痛むかというと、階段の下りは体重がかかり、上りは筋肉に力が入ることで痛みが生じるからです。動き始めに膝が痛むのは、身体が冷えた状態ですぐ動こうとするからで、動作をくり返すことで循環が促されてだんだん痛みが緩和されていきます。
変形性膝関節症の場合は軟骨がすり減って関節が変形するため、そんな状態で膝を動かせば痛みが出るのは当然です。
膝の痛みに対する東洋医学と西洋医学の違い
こういった膝の痛みを発症すると、一般的には整形外科を受診すると思います。病院での治療はレントゲンなどを用いた画像診断だったり、痛み止めや注射などを使って痛みを緩和させたりする対症療法が中心です。
一方、東洋医学の場合は膝の痛みの施術だけでなく、膝とその他の症状をすべてみるため改善率も非常に高くなります。膝に痛みがある場合それ以外にも足がつりやすい、血圧も血糖値も高い、不眠症、肩こり、鼻炎、花粉症、ドライアイ、片頭痛、風邪を引きやすい、逆流性食道炎など、その他の不調にも悩まされている方が多くいらっしゃいます。
東洋医学の鍼灸は身体にあるツボと、エネルギーや血液の通り道である経絡を用いて臓器にアプローチし、身体を内側から整えていきます。そのため、膝が痛いから膝だけを改善させるのではなく、身体の自然治癒力や免疫力を高めて全身を健康な状態へ導くことができるのです。
膝の痛みは胃腸が関係している?
当店の鍼灸は、先にもお話ししたように膝が痛いからといって膝にだけ鍼灸を施すわけではありません。
膝の痛みを解消するにはまず、痛みの原因を特定して的確な施術をすることが大切です。
東洋医学の施術だと、例えば膝の痛みを胃腸のツボを使って改善させるケースがあります。これはツボの通り道の中で胃経が悪くなると膝に痛みが出ることがあると東洋医学で証明されているからです。
膝の痛みを訴えるお客様にお話を伺うと、食べ過ぎが続いているなど胃に負担をかけている方が多くいらっしゃいます。さらに食べ過ぎると体重が増えて、身体を支える膝にさらに負担をかけてしまうという悪循環も招いてしまいます。そのため、東洋医学では膝の痛みに胃腸のツボで施術をして、膝とその他の不調を合わせて改善させることが多いのです。
長引く膝の痛みでお悩みの方は東洋はり灸院へ
本記事では『膝の痛みと胃腸のツボの関係』について、現役鍼灸師が詳しく解説しました。
膝が痛いからといって、痛みの原因が膝だけにあるとは限りません。東洋医学の視点からみれば、身体全体をみて原因を探れるため、整形外科的な不調以外の症状も合わせて改善することができます。
慢性的に続く膝の痛みにお悩みの方は、ぜひ東洋医学専門の東洋はり灸院へご相談ください。最後までお読みいただきありがとうございました。