頭痛について
誰しも一度は経験するであろう頭痛の症状。
軽度の頭痛なら問題ありませんが、毎日のように頭痛が現れる人や、吐き気を催すほどの強い痛みを感じる人は専門家に相談するべきです。
しかし、なかには頭痛外来や脳神経外科を受診しても原因がわからず、思うように症状が改善しないケースも存在します。
病院でも改善しない頭痛は東洋医学にお任せください。今回は東洋医学の施術で頭痛を改善できる理由と、実際の施術例を紹介します。
- 原因不明の頭痛に悩まされている人
- 病院に通っていても改善しない人
上記に当てはまる人は最後までご覧くださいね。
頭痛には種類がある
「頭痛」と一言で表してもその症状はさまざまです。頭痛には2つの種類があり、それぞれ特徴があります。
- 一次性頭痛
- 二次性頭痛
それぞれ確認していきましょう。
一次性頭痛
検査してもほとんど原因が特定できないのが一次性頭痛です。
頭痛の原因とされるものはさまざまで、筋肉の緊張や拡張した血管による神経の圧迫、自律神経の異常などが考えられますが明確にはわかっていません。
内科や脳神経外科、外科などを受診した場合、頸部のレントゲン、首・頭のMRI、CTなどの検査が行われますが原因の特定は難しいといわれています。
一次性頭痛には以下の4つの症状が存在します。
①緊張型頭痛
頭が締め付けられるような痛み。首や肩のコリ・目の痛みなどもみられる。頭部の両側や後頭部に痛みが出ることが多い。
②偏頭痛
脈とともに痛みが発生し、左右片方の頭部に症状が起きやすい。まれに両側が傷むケースもあり。吐き気、視界のちらつき、あくび、肩こりなどもみられる。
③群発頭痛
男性に多くみられる。ある期間・ある時間帯に連日痛みが発生する。毎回同じ部分に痛みが発生し、目がえぐり取られるほどの激痛を感じるケースもある。
④緊張型・偏頭痛混合
緊張型頭痛と片頭痛が併発した頭痛。
二次性頭痛
ほとんどが原因不明とされる一次性頭痛に対し、二次性頭痛(症候性頭痛)はなんらかの病気の症状として現れる頭痛を指します。
- 鈍器で殴られたような激しい痛み
- 頭が重く、脳の奥が痺れる感じがする
- 首を振ると激痛が走る
- 発熱、吐き気、めまい、首・後頭部の硬変がみられる
- 言語障害、意識障害、視覚・聴覚異常がみられる
上記の場合は脳腫瘍、脳梗塞、くも膜下出血など、脳への障害が起きていることが考えられます。経験したことのない激しい頭痛を感じた際は速やかに救急車を呼び、医療機関で検査を受けてください。
病院で頭痛の原因が特定できない理由
頭痛外来や脳神経外科などの病院を受診しても頭痛の原因が特定できず、長期間通院しているにもかかわらず症状が改善しないケースも多数存在します。
病院で頭痛の原因が特定できないのは、頭痛で悩む人の体質や頭痛以外の症状を度外視しているからです。
慢性的な頭痛で悩んでいる人には必ずといっていいほど他の症状も出ています。
- 肩こり
- 腰痛
- 冷え性
- 鼻炎
- 花粉症
- ぜんそく
- 生理痛
- 生理不順
- 子宮内膜症
- 子宮筋腫
上記は頭痛体質の人が抱えやすい不調です。体は全身つながっているため、頭痛の原因が頭にだけあるなんてことはないのです。頭痛以外の症状を包括的にみることで、頭痛の根本的な原因もみえてきます。
東洋医学が考える頭痛の原因
東洋医学では頭痛の原因を以下の3つの側面から捉えています。
- お血
- 水毒
- 季節の変化
それぞれ解説していきます。
①お血
頭痛の原因の一つとして「瘀血(おけつ)」と呼ばれる状態が考えられます。お血とは血が汚れている状態のことで、おもに女性の頭痛の原因として考えられています。
お血体質になると頭痛以外に以下のような症状が現れます。
- 生理痛
- 生理不順
- 子宮内膜症
- 卵巣嚢腫
- 子宮筋腫
とくに月経のタイミングで頭痛がみられる人は、お血を改善すると頭痛が出なくなるでしょう。
②水毒
「水毒」も頭痛の原因として考えられています。水毒とは、体に溜まった水分がうまく排出されないことによるあらゆる不調のこと。
頭痛持ちの人のなかには台風が近づくと頭が痛くなる人もいらっしゃいますが、これも水毒が原因です。
人間の体のほとんどは水でできており、台風の低気圧も水が関係しています。水と水がうまく処理できず、結果として頭痛が発生するケースがあるのです。
③季節の変化
頭痛の原因は温度差や満月といった「季節の変化」も関係しています。
このタイプの方は気温の上下に非常に敏感で、なかには外出先でお店を出入りするだけで頭痛を感じる方もいらっしゃいます。
外の変化が原因で起きる頭痛の場合は、変化に反応しない強い体を作ることが大切です。東洋医学ではそのような施術を得意としています。
当店で頭痛の改善に成功した人の施術例
ここからは当店で頭痛の改善に成功した人の施術例を紹介します。
当店には頭痛でお悩みのお客様もたくさんいらっしゃいます。実際に改善に至ったケースも多々ありますので安心してお任せくださいね。
ご来店前の経過
- 50代女性
- 3年前にくも膜下出血(後遺症なし)を発症
- 3年前より左肩・腰に痛みあり
- 8か月前より右膝下に痺れあり
- 4ヶ月前に腰部脊柱管狭窄症と診断を受けた
東洋医学からみた頭痛の原因
痛みや症状から肺虚による気のめぐりの低下が起きていると考えました。
施術方針と施術内容
肺にアプローチして気をめぐらせ、同時に頭痛の原因である肝の機能も向上させます。
実際の施術内容として、手首と足首、背中、右足、左肩のツボに鍼灸施術を施しました。刺激するツボは体調に合わせて変化させています。
施術回数
週に2回の施術を5回行ったところ、頭痛・足の痺れが軽減したとのお声を頂きました。頭痛の頻度や時間も減り、まったく症状が出ない日もあるとのこと。症状が完全に出なくなるよう引き続き施術を継続します。
ツラい頭痛にサヨナラしよう!
今回は頭痛の改善方法について解説しました。
原因不明の頭痛は病院でも太刀打ちできませんが、そんなときこそぜひ東洋医学の施術をお試しください。東洋医学なら頭痛の原因を的確に突き止め、症状を改善するお手伝いができます。
頭痛の症状でお悩みの方はぜひ東洋医学専門の当店にお越しください。経験豊富なスタッフがあなたの不調に寄り添い、あなただけの施術をご提案いたします。