動悸・息切れについて
日常生活でも支障をきたす動悸・息切れ。動悸・息切れの症状で病院にいっても異常が見つからず対処してもらえないケースも多々あります。
じつは東洋医学の施術は動悸・息切れの症状の改善に非常に効果的であることをご存じですか?今回は東洋医学からみた動悸・息切れの特徴や改善方法について解説していきます。
- 毎日の動悸・息切れで悩んでいる人
- 病院にいっても原因不明と診断された人
上記に当てはまる人はぜひ最後までご覧ください。
※施術効果には個人差がございます
病院で動悸・息切れの原因が特定できない理由
病院(西洋医学)では動悸・息切れの原因を正確に判断することは難しいです。それは、病院が「木を見て森を見ない」診療方法を行っているから。
病院の診療科は耳鼻科、循環器科、皮膚科、胃腸科……と細分化されていますよね。西洋医学は人間の体をパーツで区切りそれぞれの科で治療しているため、自分が担当する症状以外は治療ができないのです。
その結果、検査で異常がない場合はどの科でも対処方法がわからず、さまざまな科を移動することになります。
東洋医学からみた動悸・息切れの原因
西洋医学では異常なしと言われる動悸・息切れでも、東洋医学からしたら原因は明らかです。ここでは東洋医学からみた動悸・息切れそれぞれの原因を解説していきます。
動悸
東洋医学では動悸の原因は「気滞」にあると考えます。気滞とは「気=エネルギー」の循環が滞っている状態のこと。体や精神を健康に保つ気が停滞することであらゆる不調が現れます。
気滞タイプの方は動悸以外に以下のような不調を抱えていることが多いです。
- 鼻の症状
- 風邪を引きやすい
- 風邪を引くと咳が止まらない
- 咳喘息
- 便秘
- 下痢
- 皮膚症状(乾燥肌、アトピー)
- 末端冷え性
- 気分が落ち込む
- うつっぽい
- 季節の変わり目に症状が出やすい など
また、気滞タイプの方は朝に不調が出やすいです。たとえば朝に以下のような症状が現れる人は気滞タイプである可能性があります。
- 起きるとからだがだるい・腰が痛い
- 朝は体が固まっている感じがする
- 朝は元気・やる気が出ない
- 寝起きが悪い
病院にはかからないようなこのような不調でも東洋医学なら改善可能です。
息切れ
横になると呼吸が苦しくなる方がいらっしゃいますが、このような方は東洋医学的に肺が弱いことが考えられます。「肺」とは東洋医学では五臓六腑の肺を意味します。
肺が弱い人は息切れ以外にも以下の不調に当てはまることが多くあります。
- 円形脱毛症(あるいは昔そうだった)
- 眠りが浅い
- 口内炎ができやすい
- 喉に症状を感じる事が多い
- 呼吸器系が弱い
- 朝に首が痛む、腰痛がある、体が重たいなど朝の不調がある
- 生理痛がある、生理不順である
- 爪に縦線がある、巻き爪、爪が薄い、割れやすいなど異常がある
- 手足末端の冷えがある
- 乾燥肌など皮膚症状
- 鬱、怒り、気分のアップダウンが激しい
- 肩こりがある
- 鼻炎、花粉症、蓄膿、慢性のアレルギー性鼻炎などの鼻の症状
- アレルギー症状
すべての症状が当てはまるわけではなく、1~2つでも当てはまる人は肺が弱い可能性があります。
肺が弱い人は季節の変わり目に呼吸器がさらに弱る傾向にあるため春・秋に風邪を引きやすい人も多くみられます。また、生理、排卵前に呼吸器が弱る人も。つまり、肺タイプの人はもともとの体質に加えて自然の力や体の変化に影響を受けやすいのです。
東洋医学の動悸・息切れの改善方法
東洋医学では動悸・息切れの改善方法として、根本の原因である気滞と肺の弱りに鍼灸施術でアプローチしていきます。
症状の出ている心臓や肺だけを改善させるのではなく、あくまでも気滞と肺機能の弱りを改善させるのが目的です。そのため、施術を受けられた方は回数を重ねるごとに動悸・息切れ以外の不調も改善していくことを実感して頂けると思います。
このような体全体をみる施術方法は東洋医学専門の鍼灸院だけができる方法です。
当店で動機・息切れの改善に成功した人の施術例
ここからは当店で動機・息切れの改善に成功した人の施術例を紹介します。
当店には動機・息切れでお悩みのお客様もたくさんいらっしゃいます。実際に改善に至ったケースも多々ありますので安心してお任せくださいね。
ご来店前の経過
- 50代女性
- 3~4年前から動悸・息切れの症状が現れる
- のどの詰まりがひどくなると動悸も強くなる
- のどの詰まりは20年前から
- 持病にバセドウ病あり
- 2~3ヶ月前から数か月に一度の膀胱炎あり
- 胃炎、高血圧もみられる
東洋医学からみた突発性難聴の原因
膀胱炎の症状や、体質・体の状態から腎の機能が低下していると判断しました。
施術方針と施術内容
以下の3点の改善をめざします。
- 腎の機能を向上させる
- エネルギーの循環を整える
- のどや動悸の症状を改善させる
実際の施術については、手足、首回り、下腹部、背中、太ももの裏などのツボに鍼を打ち、腰と足の腎にかかわるツボにお灸を施しました。
施術回数
施術に要した回数は以下の通りです(回数は目安)。施術は週に一度のペースで行いました。
施術回数 | 変化 |
1回 | 施術後に体が軽くなる変化を感じ、のどの詰まりも少し楽になる |
3回 | ご来店日に強い息苦しさを感じていたものの、施術後2~3日後に落ち着く |
5回 | 症状が和らぎ辛さが半減した実感あり |
症状が改善した6回目以降は2週間に一度のペースを維持してご来店いただいております。
対談動画
※施術効果には個人差がございます
おわりに
今回は動機・息切れの改善方法について解説しました。
動悸・息切れで病院に行っても「異常がない」と症状を改善できないこともあります。しかし、実際に動悸・息切れで苦しんでいるのに異常がないなんてことはありません。
東洋医学では動悸・息切れの原因をしっかり突き止め、お客様にもご説明いたします。納得いただいたうえで施術を行うため、お客様にも安心して施術を受けていただけます。
さらに東洋医学の施術なら動悸・息切れ以外の不調も一緒に改善可能です。お悩みの症状以外でも気になる不調がありましたらカウンセリングの際にご相談くださいね。
動機・息切れの症状でお悩みの方はぜひ当店にお越しください。経験豊富なスタッフがあなたの不調に寄り添い、あなただけの施術をご提案いたします。