慢性上咽頭炎でお困りの方へ
今回は「慢性上咽頭炎でお困りの方は東洋医学へ」と題して、お話ししたいと思います。
慢性上咽頭炎にお困りの方は東洋医学を選択肢のひとつとして考えてみてはいかがでしょうか。
※施術効果には個人差がございます。
慢性病の治療は東洋医学で
慢性上咽頭炎の「慢性」とは西洋医学的な世界観では「永続的に続く状態」を意味します。西洋医学ではずっと改善しないから「慢性」とされているわけです。
この慢性病を得意としているのが東洋医学です。なぜかというと、東洋医学は体を強化して症状を治すからです。
体を強化し、免疫を高める
慢性上咽頭炎は生まれつきの症状ではありません。とある瞬間から症状が出はじめ、そこからずっと続いているものです。
この出はじめた症状に対して東洋医学では症状がなかったときの体に戻していく治療を行います。具体的には鍼やお灸を用いた治療で体を強化し、免疫を高めることで治していきます。
東洋医学では喉の腫れや痛みには大腸経という経絡が用いられます。とくに慢性上咽頭炎にはこの大腸経を用いた治療が非常に効果的です。
慢性上咽頭炎以外の症状
また、慢性上咽頭炎の患者様にはそのほかの症状もあるケースが非常に多いです。慢性上咽頭炎だけの患者様の方が珍しいのではないでしょうか。慢私は性上咽頭炎だけの患者様にお会いしたことがありません。
下記は慢性上咽頭炎以外の症状の一例です。
- 皮膚症状(アトピー性皮膚炎、乾燥肌、湿疹、汗をかきやすい、汗が出ない)
- 胸毛
- 末端冷え性
- 手に汗をかきやすい
- 大腸の症状(便秘、下痢、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎)
- 痔
- 朝の症状(腰痛、首の痛み、だるさ、起きられない)
- 鼻の症状(副鼻腔炎、慢性鼻炎、花粉症)
- 睡眠障害(眠りが浅い、明け方に目が覚める)
- 円形脱毛症
- 生理不順
- 動悸 など
東洋医学では体全体をみることで慢性上咽頭炎だけではなくそのほかの症状も一気に治していく方法をとっています。
すべての症状は関連している
東洋医学ではある体質、ある体だから慢性上咽頭炎の症状が出ていると考えます。つまり、慢性上咽頭炎以外にも症状がある場合にはそれらの症状はすべて関連していると考えるわけです。
もちろん、例にあげたすべての症状に当てはまる必要はありません。慢性上咽頭炎に加えて皮膚症状と末端冷え性がある場合や生理不順だけがある場合もあります。このように慢性上咽頭炎以外の症状があるかどうかが非常に重要になってきます。
森をみて木を治す東洋医学
そのほかの症状の有無がなぜ重要かというと、ここが東洋医学の優位性だからです。東洋医学とは森をみて木を治します。慢性上咽頭炎が木だとすると、そのほかの症状が森です。
木だけをみるのではなく、森全体をみて治していくのでそのほかの症状もよくなっていきます。さらに冒頭でもご説明したとおり、東洋医学では体を強化して症状をよくしていきます。
これこそが東洋医学の治療の特徴であり東洋医学のよいところです。
慢性上咽頭炎を慢性病にしないために
少しつけ加えると、慢性上咽頭炎の症状があるような体質の方は季節の変わり目に体調を崩しやすい傾向があります。また、風邪をひきやすく風邪をひくとひどい咳が出る方も多いです。さらにネギ好きや辛い物が好き、辛い物が嫌い、動悸がするなどといったさまざまな特徴もみられます。
しかし、病院では喉だけしかみてもらえません。そして、東洋医学からすると喉だけしかみないから慢性病となっているわけです。
ずっと治らない「慢性病」にしないためにも慢性上咽頭炎でお困りの方はぜひ東洋医学を選択肢のひとつとして考えてみください。
おわりに
今回は「慢性上咽頭炎でお困りの方は東洋医学へ」についてお話しました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。