こむら返りでお困りの方へ

「頻繁に起こるこむら返りに悩まされている」という方は少なくないのではないでしょうか。特に夜寝ている時にこむら返りが起こると、眠りが妨げられてしまいますよね。
人によっては痛みによって目が覚めてしまい、そのまま朝まで寝られないなんていうこともあるかもしれません。こむら返りは数秒でおさまる場合もあれば、数分間、数十分間続くこともあり、長時間続けば続くほど大きなストレスとなってしまいます。
本記事ではこむら返りの特徴や原因、東洋医学やセルフケアを用いて改善する方法についてお伝えします。何度もくり返すこむら返りにお悩みの方は、ぜひご覧ください。
こむら返りの特徴と症状

こむら返りとは、いわゆる筋けいれんの一種です。けいれんとは、自分の意思とは関係なく筋肉が急激に収縮している状態を指します。筋けいれんは主にふくらはぎに起こりやすいですが、足の裏、太もも、背中などで起こることもあり、強い痛みが特徴です。
こむら返りを経験したことがある方は大勢いらっしゃると思いますが、数秒でおさまることもあれば、数十分続くこともありますよね。その時の身体の状態や筋けいれんが起こった部位によって痛みが続く長さは異なりますが、いずれにしても耐えがたい痛みで大きなストレスを感じるでしょう。
運動後や夜間に起こりやすいですが、特に寝ている時に起こってしまうと痛みで目が覚めるばかりではなく、その後覚醒してしまい朝まで眠れないなんていうこともあるかもしれません。
こむら返りが起こると足をさすったり、伸ばしたりとどうにかしてけいれんを抑えようとすると思いますが、実際にはなかなか改善せず、ただ時間が過ぎるのを待つだけという方が多いのではないでしょうか。
健康な方であればこむら返りは年に数回程度、もしくはまったく起こらないのが一般的ですが、週に1回以上こむら返りが起こる場合は、身体の中で何かしらの異変が起こっている可能性があります。
こむら返りの原因とアプローチ法

こむら返りが起こる原因はいくつか存在します。
- 冷え
- 筋肉の疲労
- 血行不良
- 妊娠
- 利尿剤などの薬の副作用
- 水分・ミネラル不足による電解質異常
- 糖尿病・腎不全・肝硬変・甲状腺機能低下症などの病気
この中に当てはまる項目がある方は、水分を多くとる、足元を冷やさないなどの工夫をしてみてください。飲まなくてはならない薬がある方はやめるわけにはいかないため、まずは医師に相談してみるのもひとつです。
こむら返りについて相談する際は、整形外科もしくは内科に行くのがよいでしょう。場合によっては腰椎椎間板ヘルニアや下肢静脈瘤など他の病気が原因となっている場合もあります。
「最近よくこむら返りが起こるな」と感じたら、体内で何が起こっているのか把握するところからはじめてみてください。
東洋医学から見たこむら返りの原因

一方、東洋医学ではこむら返りの原因を肝の機能低下であると考えています。
肝は全身の筋肉と深い関係があると考えられているため、肝の機能が低下すれば筋肉もコントロールできなくなってしまいます。筋肉がコントロールできなくなると、こむら返りだけではなく、肉離れや筋膜症など他の病気も引き起こしやすくなるでしょう。
肝の機能を高めるためには私たちの体内に流れている血が欠かせませんが、以下の要素や習慣により血が足りないもしくは滞ってしまうことがあります。
- 夜更かし
- 目を酷使する
- ストレス・過労
- 偏った食事
- 飲酒
血を十分に作り出し、体内にくまなくめぐらせることで肝の機能を高められるのはもちろん、他の臓器もしっかりと働いてくれるようになるのです。
東洋医学とセルフケアを用いた3つのアプローチ法
体内に血をめぐらせて肝の機能を高めるためには、東洋医学の鍼灸とセルフケアがおすすめです。
両者を組み合わせることで、こむら返りが起こりにくくなるだけではなく、他の病気も寄せ付けない身体をつくることができます。
1.鍼灸

東洋医学では主に鍼灸を用いてあらゆる症状の根本改善を目指します。内臓、いわゆる五臓六腑の働きを向上させる効果が期待できるため、症状の緩和だけではなくあらゆる病気にかかりにくくなるでしょう。
こむら返りと深い関係がある肝によいとされるツボは三陰交(さんいんこう)と血海(けっかい)です。三陰交は肝・脾・腎の3つの経絡が交わる場所で、血海は全身の血が集まる場所と言われています。
これらにアプローチすることで、五臓六腑がしっかり働くための栄養(血)を作り出し、筋肉をつかさどる肝の機能も高めることができます。
2.食養生
筋肉のトラブルを改善するためには、日ごろの食事も大切です。肝の機能を高めるために、以下の食材を積極的にとるようにしてみてください。
- 梅干し
- ウコン
- 貝類
ただし、ウコンはなかなか手に入りにくい食材であるため、ウコンが含まれたサプリやターメリックパウダーを活用するのがおすすめです。
3.セルフケア

ストレッチを行うのも効果的です。ゆっくりと筋肉を伸ばし、緩めてみてください。運動不足の人はこむら返りになりやすい傾向にあるため、ストレッチやウォーキングなど、日常的に軽い運動を心がけてみてください。
また冷えもこむら返りを引き起こしやすいため、「毎日シャワーしか浴びていない」という方は湯舟につかるようにしてみてくださいね。身体を温めることで筋肉が緩みやすくなります。
こむら返りは肝の機能を高めることで改善できる

たびたび起こるこむら返りに悩まされている方は少なくないでしょう。高い頻度でこむら返りが起こると、その時間動くことも眠ることもできず、大きなストレスとなってしまいますよね。
こむら返りは筋肉のけいれんですが、肝の機能を高めることで起こりづらくなります。一時的な症状であるため、あまり気にしていない方も多いかもしれませんが、こむら返りは身体からのSOSです。
肝の働きが弱っている証拠でもあるため、鍼灸とセルフケアを組み合わせて一度身体を労わってみてはいかがでしょうか。こむら返りだけではなく、他の病気にもかかりにくい健康な身体をつくれるはずです。


















