花粉症について
日本人の3人に1人が発症している花粉症。目のかゆみやくしゃみに毎年悩まされているという方も多いのではないでしょうか?
病院の薬を服用すれば症状は楽になるものの、薬が手放せなくなる、副作用で眠くなるなどデメリットも無視できません。
そこで、今回は東洋医学による“薬を使わない花粉症の改善方法”を紹介していきます。花粉症体質から抜け出したい方はぜひ最後までご覧ください。
花粉症には体質が関係している
冒頭で日本人の3人に1人が花粉症を発症しているとお話しましたが、花粉症を発症している人としていない人の違いを考えたことはありますか?実は東洋医学では、花粉症には体質が関係していると考えています。
花粉症を発症する人はそうでない人に比べて肺の働きが弱く、風邪を引きやすい、喉を痛めやすいなどの特徴を持っています。つまり、もともとの体質に花粉という要因が加わり花粉症が発症しているのです。
肺の機能が低下している花粉症体質には、他にも以下のような特徴があります。
- 肩こり
- 腰痛
- 冷え性
- 生理不順
- 生理痛
- 子宮内膜症
- 卵巣のう腫
- 眠りが浅い
- 寝つきが悪い
東洋医学は体質改善が得意な学問
東洋医学はもともと体質改善が得意な学問です。西洋医学(病院)のように薬を使用せず、体質を改善することで症状が出ない体を作ります。
花粉症の場合、症状を止めるために薬を服用する気持ちもわかりますが、そもそも花粉症の症状は花粉を体の外に出すための防衛反応です。体の反応を無理やり薬で止めると、体に負荷がかかります。さらに薬には副作用もあるため頼りすぎは禁物。
薬に頼らずに花粉症を抑えるためには、花粉症体質そのものを改善する東洋医学の施術が有効なのです。
東洋医学による花粉症の改善方法
ここからは、東洋医学による花粉症の改善方法をお話していきます。ご家庭で試せる方法も紹介しているので、ぜひ取り入れてみてくださいね。
その1. 食事療法
体は食事から作られているため、食事を変えることが体質改善に大きくつながります。花粉症体質の方は、小麦、乳製品、白砂糖を避けるようにしてください。
小麦はパンやうどん、天ぷら、お好み焼きなど多くの料理に使われています。すべての料理を避けるのはなかなか難しいですが、小麦が花粉症を悪化させる例もあるため、花粉の時期は控えるほうが賢明です。
ヨーグルトや牛乳などの乳製品は体に良いとされていますが、日本人はもともと乳製品を食べてこなかったこともあり、アレルギー体質になりやすいと言われています。
白砂糖は血糖値の大幅な上昇や、体の冷えを引き起こす体に悪い食材です。普段の料理には白砂糖ではなく、てんさい糖やキビ糖を使用するようにしましょう。
その2. 断食(ファスティング)
断食(ファスティング)というと難しく聞こえますが、体質を変えるには最適の方法です。なかでもオススメしたいのは朝食断食と葛断食です。
朝食断食とは、その名の通り朝食を抜くことで体を浄化すること。たとえば21時に夕食をとり、翌日13時に昼食をとれば、16時間は間をあけることができます。
葛断食も断食の一種で、食事の代わりに葛と水、塩をとることで体を浄化していきます。葛は浄化作用が高いと言われており、1週間程度続けると効果を実感できるでしょう。塩をとる場合は食塩ではなく岩塩やあら塩を選ぶようにしてくださいね。
その3. 鍼灸施術
私たちの体には「気」「血」「水」が循環しており、どれか一つの巡りが悪くなるだけで体に不調が現れます。その循環を整えるのが東洋医学の鍼灸施術です。
鍼灸施術とは鍼とお灸で体のツボを刺激する方法。花粉症の方には上星(じょうせい)や上印堂(かみいんどう)というツボが有効とされています。そのほかにもお客様の体の状態をみながら複数のツボを組み合わせ、花粉症が出ない体をめざしていきます。
鍼灸と聞くと「痛そう」「熱くないの?」と不安になる方も多いですが、当店の施術は痛みに敏感な方にも受けていただける優しい刺激が特徴です。髪の毛よりも細い鍼と、上品な香り・温感のお灸で体を整えていきましょう。
動画解説「東洋医学による花粉症改善法」
※効果には個人差がございます
ツラい花粉症も鍼灸でスッキリさせよう
花粉症は薬でごまかす病気ではなく、体質を変えることで根本的に改善できます。毎年辛い症状に悩まされている方は、今回お話した食事療法や断食と合わせて、鍼灸施術を受けることもご検討ください。
経験豊富なスタッフがあなたの体に合わせたオーダーメイドの施術を提案いたします。花粉症のお悩みはぜひ当店にお任せください。