流産・不育症について
元気に赤ちゃんを育てることができない流産や不育症は、女性の体だけでなく心にも大きな負担を与えます。
妊娠に関する悩み事は産婦人科でしか解決できないと思っている方も多いですが、実は東洋医学は不妊症をはじめ、流産や不育症の改善にも有効です。
この記事では、東洋医学からみた流産・不育症についてお話していきます。妊娠のお悩みがある方はぜひご覧ください。
病院では流産・不育症は改善しにくい
流産とは、赤ちゃんがお腹の外で生きていけない妊娠22週よりも前に妊娠が終わってしまうことをいいます。そして不育症とは、2回以上の流産や死産を繰り返す状態のこと。
流産が繰り返される場合は内視鏡や血液検査が行われますが、どちらも明確な原因は特定されていません。そのため、病院で医師から「治療法はない」と言われ、諦めてしまう方も。
しかし、東洋医学的に考えると、流産や不育症にも原因は存在します。
東洋医学が考える流産・不育症の原因
東洋医学では、流産や不育症の原因は五臓六腑の腎、脾、肝にあると考えています。五臓六腑とは、人間の器官を以下のように5つに分ける考え方のことです。
- 肝臓の「肝」
- 心臓の「心」
- 胃腸系の「脾」
- 肺・呼吸器系の「肺」
- 腎臓系の「腎」
それぞれ詳しく解説していきます。
腎の不調
東洋医学では、腎は生命力の源であり、妊娠時には特に多くの腎のエネルギーを消耗します。そのため、腎のエネルギーが足りていないと赤ちゃんを育てることができず、結果として流産を引き起こしてしまうのです。
このように腎の機能が弱っている状態のことを、東洋医学では「腎虚」といいます。
脾の不調
脾には気や血のもととなる栄養を得る役割があり、脾の機能が低下すると気血が十分に作られません。先ほどお話した腎のエネルギーは気血から作られるため、脾の機能低下は腎にも悪影響を及ぼします。
また、脾の機能が低下すると育たない受精卵を着床させてしまうこともあり、これが流産につながっているともいわれています。
肝の不調
肝は筋肉の働きと密接に関係しており、肝が弱ることで子宮の筋肉をうまくコントロールできず、出産時以外で子宮を収縮させてしまいます。
子宮の収縮によって着床した赤ちゃんが押し出されることもあり、結果として流産につながってしまいます。
流産・不育症の改善方法
流産・不育症の改善には、東洋医学の食事療法と鍼灸施術が有効です。ここから詳しく説明していきます。
1. 食事療法
東洋医学では、妊娠の悩みには黒い食べ物が有効とされています。
- 黒豆
- 黒ゴマ
- 海苔
- ひじき
- ブルーベリー など
これらの食材を毎日摂ることで、少しずつ妊娠しやすい体、赤ちゃんを育てられる体に体質が改善されていきます。味噌汁やヨーグルトに混ぜるなど、毎日食べられるような工夫をするとよいでしょう。
また、塩分の高い食材は体に悪いと思われていますが、ミネラルを多く含む塩はむしろ体に必要です。塩分を摂るときは精製された塩化ナトリウムではなく、天日干しされた自然由来の塩を選ぶようにしてくださいね。
2. 鍼灸施術
東洋医学では、鍼灸施術で体の巡りを整えることで流産・不育症を改善してきました。鍼灸施術のなかでも、当店は最高峰の技術と呼ばれる経絡治療を採用しております。
経絡治療とは、全身のツボ(経穴)をつなぐ経絡に鍼灸でアプローチする方法のこと。流産・不育症の原因となっている腎や脾、肝に作用するツボを刺激することで、各機能の向上を目指します。
東洋はり灸院の鍼灸施術の特徴
当店の鍼灸施術は、痛みや熱さが少ないことが特徴です。使用している鍼ともぐさにもこだわりが詰まっております。
鍼は、髪の毛や注射針よりも細い銀製のものを使用。体に優しく痛みが少ないうえに、通常のステンレス製の鍼よりも高い作用が期待できます。使い捨てのため衛生面の心配もありません。
お灸で使用するもぐさは国産の最高級品を取り寄せています。上品な香りと心地よい温感はリラックス効果が高く、ヤケドやにおい移りもなく快適にお過ごしいただけます。
「鍼灸は怖くて受けられない……」と考えている方はぜひ当店の施術をお試しください!
動画解説「流産は鍼灸で克服しよう」
※効果には個人差がございます
おわりに
流産や不育症は原因が特定されておらず、病院では根本的な治療は行っていません。しかし、だからといって諦める必要はありません!
東洋医学の施術なら、流産や不育症の本当の原因を特定できるでしょう。そして食事療法と鍼灸施術を合わせることで、体質改善のお手伝いができます。
流産や不育症のお悩みを抱えている方はぜひ当店にご相談ください!