潰瘍性大腸炎を改善された鍼灸師との対談【食事と生活習慣】

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潰瘍性大腸炎の改善法

東洋はり灸整骨院 院長の石丸です。

今回は過去に潰瘍性大腸炎を患っており、現在は町田本院で鍼灸師として活躍している遠藤先生にインタビューをしていきます。自身も潰瘍性大腸炎を患っていた経験から潰瘍性大腸炎の患者様を担当する機会も多いため、いろいろと聞いていこうと思います。

※効果には個人差がございます。

よくなりやすい方となりにくい方

潰瘍性大腸炎の種類

石丸:自分が潰瘍性大腸炎を患っていたのでよくわかるかと思いますが、実際に治療をしてみてよくなりやすい方とよくなりにくい方には食生活や生活習慣などでパターンや傾向はありますか?

遠藤:まずは「甘いものをやめてください」といいますが、これがなかなかやめられない方は治らない印象があります。ですので、ここは第一にやめて欲しいと思います。とくに白砂糖ですが、洋菓子系は「食べないと元気が出ない」という方もいらっしゃいます。

しかし白砂糖は大腸にダメージを与え、鍼灸の効果を打ち消している感じを受けます。

施術時に脈はよくなりますが、家で甘いものを食べたことでまた悪くなって来店されている方も多い印象です。そうなると施術回数も増えてしまいもったいないため、白砂糖は控えていただけるとよいと思います。また、白砂糖のほかにもとくにビールですが、お酒は控えていただきたいです。

石丸:お酒はお湯割りではどうですか?

遠藤:お湯割りであればよいと思いますが、やはり出血しているときや炎症が起きているときにはお酒はやめた方がよいと思います。また、唐辛子などの刺激物もよくないでしょう。

石丸:東洋医学では辛みは肺、大腸を養うとされていますが?

遠藤:辛みは大根などの自然系のものであればよいと思います。まさしく秋の味覚とされる大根おろしでサンマを食べることはよいと思います。私の場合、キムチ鍋を4日連続で食べたところお腹を壊してしまいました。おそらくキムチに入っていた唐辛子がよくなかったのだと思っています。

気のめぐりが悪くなっている方が多いので、それを動かすために体が辛いものを欲して食べてしまうのかもしれません。そのお気持ちはわかりますが、非常に辛いものは甘いものと同様によくないと思います。

石丸:では、大根おろしとサンマのようなまさに秋の食べ物は大腸によいので、そういった辛みをとってくださいということですね。

遠藤:はい。

栄養面

検査

石丸:栄養的なところはどうでしょう?

遠藤:栄養的なお話でいうと、実は最近、少し体調不良を感じていたため血液検査をしました。その結果、たんぱく質が足りていないことがわかりました。たんぱく質は材料になるのでしっかりとった方がよいかと思います。いろいろな患者様にみせていただいていますが、明らかなたんぱく質不足の方も多いのでその点は気にした方がよいと思います。

ボーンブロスという骨つき肉からつくるスープがありますが、骨付き肉をしっかりと煮て消化しやすい状態で食べると材料になりやすいと思うのでオススメしています。レシピ本などもお貸ししているので、実践していただけたらと思います。

石丸:なるほど。やはり食べ物の影響が大きいわけですね?

遠藤:食べ物の影響は大きいと思います。

石丸:こちらがいくら頑張って鍼を行ったとしても、患者様の実際の食生活が東洋医学的に悪影響を与える要素が多いと追いつかないといえますね。

遠藤:そうですね、戻ってしまいますね。

石丸:かき消してしまうわけですね。

遠藤:かき消している印象はありますね。

仕事面

潰瘍性大腸炎の男性

石丸:患者様のハードワークなどはどうでしょう?仕事がかなり忙しい方やストレスは関係ありますか?

遠藤:やはり仕事が忙しくストレスがある場合やあまり寝ていないと回復しないですね。仕事なので仕方ありませんが、私も実際にそれらが影響で何度も潰瘍性大腸炎が悪化した経験があります。ですので、残業などは可能な限り少なくしていただければと思います。

石丸:なかなか難しいとは思いますが、できればそうしていただきたいということですね。今、町田本院でもっとも潰瘍性大腸炎の患者様を担当してもらっているので、何かそのほかに潰瘍性大腸炎についての気づきはありますか?

遠藤:やはり少しパターンがあるように感じます。もともと非常に体が弱い方が潰瘍性大腸炎になってしまった場合は治療にかなりの時間を要します。そのような方にはきちんとお伝えしますが、体が頑丈な方と比べるとよくなるまでの時間は長くなってしまいます。

潰瘍性大腸炎の患者様には呼吸器が弱いという共通点はありますが、そのほかのかなり深い部分に入ってしまっている場合にはやり方を変えたりもします。

石丸:わかりました。私が潰瘍性大腸炎の患者様を担当する時にいつも心がけていることは、その方の弱い体質を盛り上げ、症状がなかった昔の元気な体に戻すことです

これに加えて食べ物も重要です。食生活に注意して治療をすすめると潰瘍性大腸炎はよくなりますね。

おわりに

説明

今回は以前、潰瘍性大腸炎を患っていた遠藤先生にインタビューをしました。今では統括院長の私よりも潰瘍性大腸炎の患者様を担当しているため、私自身が何か気づきがないかを聞いてみたくてお話をきいてみました。

現在、潰瘍性大腸炎の患者様は22万人いるといわれていますが、今現在お困りの方はぜひ東洋医学・鍼灸も選択肢に入れていただければ嬉しく思います。次のページでも詳しく解説しておりますので、併せてご覧ください。

潰瘍性大腸炎の鍼灸について