パーキンソン病について
「パーキンソン病」という病気を聞いたことがある方も少なくないのではないでしょうか。
多くの方は「難病である」というイメージを持っておられるかもしれませんが、具体的な症状は急にふるえがくる、体が動きにくくなったり、こわばるといったものが大半です。
初期の段階では「動かしにくい」と感じられる程度ですが、症状が進行すると自力で歩行することも難しくなり、日常生活に支障をきたしてしまいます。
パーキンソン病は初期の段階では見つけづらい傾向にありますので、気づけば症状が進行しているなんていうことも珍しくありません。
こちらではパーキンソン病とはどのような症状なのか、また東洋医学から見た原因や対策法についてお伝えしています。
もし「パーキンソン病かも?」と疑われる症状があれば、一度ご相談されることをおすすめします。
パーキンソン病の症状
日常的な風邪などとは異なり、あまり馴染みのないパーキンソン病について、「よくわからない」という方も多いのではないでしょうか。
パーキンソン病とは人の運動神経と深く関係のある大脳内の中脳に必要な神経細胞が減少することによって引き起こされる病気です。
この重要な神経細胞を「黒質ドパミン神経細胞」といい、減少することによってふるえが起こりやすくなると言われています。
現在ドパミン神経細胞が減少する理由は明らかになっていませんが、αシヌクレインというタンパク質が蓄積されることによって減少が促されるというデータがあります。
パーキンソン病の主な症状は以下のとおりです。
- 体がこわばり滑らかに動かなくなる
- 無表情になる
- 手足の震え
- 転びやすくなる
- 前に突き進むように歩く
- 薬が効いていない時に強く症状が出る
パーキンソン病においてもっとも代表的な症状は体のこわばりや手足のふるえです。
何もしていないのに急にふるえ出したり、歩き始めの一歩を踏み出すのが難しくなり、やがては自力で歩行できなくなってしまいます。
パーキンソン病になると、筋肉を自由に動かすことができなくなってしまうため、喜怒哀楽を表情であらわせなくなってしまい、無表情になることが多くなります。
また、症状が進行すると前傾姿勢になってしまうため、バランスを取るのが難しく転倒しやすくなってしまいます。
先述したように最初の一歩はなかなか踏み出せないのですが、その後は突き進むように歩行するため、ゆっくり歩こうと思っても足が勝手に動くような感覚を感じられるでしょう。
パーキンソン病の原因は「肝」の疏泄(そせつ)機能低下
パーキンソン病の原因は西洋医学ではご紹介したとおり黒質ドパミン神経細胞の減少と言われています。したがって、Lドーパと呼ばれる薬物を投与する治療法が一般的です。
Lドーパを投与すると少なくなった黒質ドパミン神経細胞を補うことになるので、一時的に症状が緩和します。
しかし、根本原因から取り除けるわけではないため、薬が効いている間だけの効果であり、なおかつ進行を食い止める対処療法にしかならないのが現状です。
一方、東洋医学ではパーキンソン病をはじめあらゆる病気を私たちの体の「五臓六腑」と関係していると考えています。
この五臓は肝・心・脾・肺・腎のことを指し、それぞれの機能がうまく働いた上でバランスが取れていることによって健康な状態を維持できます。
パーキンソン病に関しては五臓の中でも「肝」の機能が弱っている状態が原因と考えられています。
肝では精神機能や臓器の機能を伸びやかでスムーズに保つ働きをしているため、肝が弱ってしまうと水・血・気など重要な要素の循環もうまくいかなくなってしまいます。
東洋医学では肝をはじめ五臓のバランスが整うように鍼灸施術をおこないます。
パーキンソン病の患者様の多くはふくらはぎが張って硬くなっていることが多ため、下腿部への循環を良くするための経穴(ツボ)にアプローチをおこないます。
東洋はり灸院が選ばれる理由
今まで東洋医学になじみがなかったという方も多いのではないでしょうか。
病院で薬をもらったり、必要な治療を受けるのも確かに一時的な効果を得るにはおすすめですが、根本からの解決にはいたらないことが多いです。
こちらでは東洋はり灸院が数多く存在する鍼灸院の中で選ばれる理由をご紹介しています。
- 4000年以上の歴史を誇る東洋医学の施術を提供するから
- 93%以上の改善率
- 人体に優しい道具を使っているから
- 再発防止のためのフォローもおこなうから
当店では長い歴史を持つ東洋医学の中でも特に奥が深いとされる「経絡(けいらく)治療」をおこなっています。
また、施術の前には確実に体の状態を把握するための「四診法(ししんほう)」というカウンセリングをおこないます。
銀や金、国産のもぐさといった人体に優しい道具を使い、全体の93%以上という高い改善率を誇るのも当店の特徴です。
症状や状況に合わせて食生活の指導や自宅でできるセルフケアなども提案しておりますので、どんなに些細なことでもご相談いただければ幸いです。
パーキンソン病を改善して快適な毎日を目指そう
指定難病として知られているパーキンソン病は、症状が進行すると日常生活を送ることも難しくなる可能性があります。
西洋医学では投薬治療しかできないのに対して、東洋医学では根本から改善するための施術をおこないます。なかなか改善しないパーキンソン病にお悩みの方はぜひご来院ください。