うつ病について
「気分が晴れない」「眠れない」「常に体がだるい」などの症状が現れるうつ病。
日本では国民の5.7%もの人が生涯に一度はうつ病になるといわれており、私たちの身近に潜む病気だと認識されています。
うつ病の症状が現れたら病院(心療内科)を受診する人がほとんどですが、じつはうつ病にこそ東洋医学が効果的であることをご存じですか?
今回は東洋医学の施術でうつ病を改善できる理由と、実際の施術例を紹介します。
- 症状が改善せず薬だけ増えていく恐怖を感じている人
- 病院と並行した改善方法を探している人
上記に当てはまる人は最後までご覧くださいね。
※施術効果には個人差がございます
病院でうつ病が改善しない理由
うつ病の症状で病院にかかるとカウンセリングや薬物療法での治療が行われます。病院での治療でうつ病が改善するならよいのですが、なかには通院して薬を飲み続けても症状が改善に向かわない人もいらっしゃいます。
病院でうつ病が改善しない理由には以下の2点が考えられます。
- うつ病の原因が脳にあると決めつけている
- 体をパーツで分ける仕組みがとられている
それぞれ解説していきます。
うつ病の原因が脳にあると決めつけている
病院でうつ病が改善しないのは、うつ病の原因が脳にあると決めつけているからです。
- 心がしんどい
- 心が痛む
- 元気が出ない
- やる気が起きない
- 食欲がない
このような症状は脳だけに問題があるのではありません。体全体の問題が気分障害として現れているだけなのです。問題は脳以外の部分にあるのに、脳へ作用する薬ばかり服用していても症状が改善するとは考えられません。
体をパーツで分ける仕組みがとられている
うつ病でお悩みの人は必ずうつ症状以外の不調をお持ちです。しかし、西洋医学(病院)ではうつ病なら心療内科、生理不順は婦人科、鼻炎は内科……というように体をパーツで分ける仕組みがとられています。
心と体はつながっているため、パーツで区切って治療したところで症状はよくなりません。その人の体質やうつ以外の症状を無視してうつ病の薬だけを処方する仕組みにそもそも問題があるのです。
東洋医学がうつ病に効果的な理由
東洋医学はうつ病の改善に非常に効果的で、当店でもたくさんの改善実績があります。東洋医学がうつ病に効果的な理由として以下の2点が挙げられます。
- 体全体をみてうつ病を改善していくから
- うつ病になりやすいタイプがわかっているから
それぞれ詳しくみていきましょう。
カラダ全体をみてうつ病を改善していくから
体をパーツで区切る西洋医学と異なり、東洋医学では体全体からその人の体質やうつ病の原因を探っていきます。
うつ病の方は、うつ症状に加えて以下の不調を抱えているケースがほとんどです。
- 便秘
- 生理不順
- 皮膚の疾患
- 鼻炎
- 花粉症
- 喘息
- 円形脱毛症
- 末端冷え性
- ドライアイ
- 子宮筋腫 など
うつ病の方が上記の不調のすべてを抱えているわけではなく、どの不調を抱えているかは人によって異なります。以下Aさん、Bさん、Cさんは全員うつ病でお悩みですが、その他の症状はまるで違いますよね。
Aさんの場合 | うつ症状 + 便秘、生理不順、生理痛、腰痛 |
Bさんの場合 | うつ症状 + ぜんそく、花粉症、手足の冷え |
Cさんの場合 | うつ症状 + 逆流性食道炎、偏頭痛 |
東洋医学ではうつ病でお悩みの方に対して同じ施術を行うことはありません。必ずその人の体質をみて適切な施術を行っていきます。
うつ病になりやすいタイプがわかっているから
東洋医学ではうつ病になりやすいタイプがわかっています。具体的には、五臓のうち呼吸器系の「肺」タイプの方はうつ病になりやすいといわれています。
東洋医学の「五臓」
- 肝臓の肝
- 心臓の心
- 胃腸系の脾
- 肺・呼吸器系の肺
- 腎臓系の腎
うつになりやすいタイプがわかっているため、傾向や対処法もわかっています。たとえば、肺タイプの人は季節の変わり目、とくに秋に弱く、秋になるとうつ症状が出やすい傾向にあります。
日本国内で1400年以上続く東洋医学では、このようにさまざまな知恵が蓄積されています。豊富なデータがあるからこそ、同じうつ病でも一人ひとりに合った施術を提供できるのです。
当店でうつ病の改善に成功した人の施術例
ここからは当店でうつ病の改善に成功した人の施術例を紹介します。
当店にはうつ病でお悩みのお客様もたくさんいらっしゃいます。実際に改善に至ったケースも多々ありますので安心してお任せくださいね。
ご来店前の経過
- 50代女性
- 15年前にうつ病と診断され病院での治療により改善されたが、1~2か月前に再発
- 食欲がなくやる気が出ない
- 仕事に行けない状態が続く
- テレビの音や話し声などの雑音がうるさく感じ、テレビ番組を見ていても楽しく感じない
- 眠剤を服用するもののなかなか眠れない
東洋医学からみたうつ病の原因
肝臓の機能低下により血の汚れ・循環障害が生じていると判断しました。これにより不眠や精神不穏、足の内側の細かい血管が
施術方針と施術内容
機能が低下した肝臓にアプローチしてお血体質の改善をめざします。
実際の施術については、手足の肝臓にかかわるツボや後頭部などのツボに鍼灸施術を行いました。ご来店時の体調によって内容をアレンジしながら施術しました。
施術回数
施術に要した回数は以下の通りです(回数は目安)。週に一度のペースでご来店いただきました。
施術回数 | 変化 |
1~3回 | 大きな変化なし |
4回 | 動悸がおさまり出勤できるようになる |
6回 | 日によって眠剤を飲まなくても入眠できるようになる。フルタイム出勤ができるようになる |
7回 | 不眠が解消され気分も晴れやかに健康な状態に改善 |
食欲がないとのことだったので、無理に食べるのではなく空腹を感じたら食事をとるようにお伝えしました。食事に関しては白砂糖や化学調味料を避けるよう気をつけていただきました。
おわりに
今回はうつ病の改善方法について解説しました。
うつ病は甘えや仮病と誤解されることもありますが、日常生活にも支障をきたす病気です。病院でも改善しないうつ病でお悩みの方は東洋医学の施術を試してみることをおすすめします。
うつ病の症状でお悩みの方はぜひ当店にお越しください。経験豊富なスタッフがあなたの不調に寄り添い、あなただけの施術をご提案いたします。