認知症が増える本当の理由とは?
統括院長の石丸昌志です。
認知症といえば、高齢者の病気というイメージを持たれがちです。しかし、認知症は加齢以外にも発症要因があることをご存知ですか?
今回は東洋医学の視点から、認知症についての正しい知識をお届けします。
薬で認知症のリスクが上がる!?
2020年度の統計によると、認知症患者数は約631万人とされています。高齢化が進む日本では、認知症の患者数は年々増加傾向にあり、2025年には730万人、2050年には1,000万人を超えるという予想です。
しかし、ここである疑問が頭に浮かびます。本当に、認知症は年齢を重ねることで増加する病気なのでしょうか?
ここでわたしは、非常に興味深い書籍を見つけました。それは医師の浜六郎先生による、『認知症にさせられる!』 (幻冬舎新書)という本です。
この方は安全な薬や注意すべき薬、服用しても意味のない薬や危険な薬といったように、さまざまな薬を35年に渡って研究しています。この本の内容に、「薬の副作用で認知症のリスクが高まる」ということが、たくさん書かれていたのです。
薬の副作用で意識障害を発症することで認知症につながる
書籍に書かれた薬の中で一番有名な、H2ブロッカーという胃の症状を緩和させる薬があります。この薬は副作用として、一時的に時間や場所がわからなくなる『せん妄』状態になるのが特徴です。
突然意識障害が起こるため、周りの方は驚かれるでしょう。浜先生の本では「このせん妄状態が結果的に認知症につながる」と紹介されています。
ほかにも、花粉症などで飲む抗ヒスタミン剤や抗うつ剤、インフルエンザを抑えるタミフル、ステロイド剤、抗生物質も同様に認知症につながるリスクのある薬だそうです。
ちなみに、当チャンネルで紹介した血圧を下げる薬も血の巡りが悪くなり、最悪脳に血が行き届かなくなるというリスクをお伝えしています。
高血圧の方が注意すべき事とは?
※施術効果には個人差がございます。
薬に頼らず認知症を改善するなら東洋医学がオススメ
では、薬に頼らず認知症を改善させる方法はあるのでしょうか?答えはすべて東洋医学にあります。
東洋医学の場合、精神と肉体は五臓六腑でつながっているという考えが基本です。慢性症状の改善が得意で、高血圧や花粉症、インフルエンザなども鍼(はり)で施術をします。また、薬は一切使わず、代わりに自然由来の漢方を処方するのも特徴です。
病院でステロイドを使用しないと治せない症状も、東洋医学なら薬に頼らず改善できます。薬を使用しない東洋医学で施術をすれば、せん妄などを引き起こすこともなく、認知症のリスクなども大幅に下がります。
医者のいうことは鵜呑みにせず、病気に対する正しい知識を身につけていきましょう。
東洋医学だと、施術=改善を意味するゴールです。でも、病院での治療は薬を飲み続けているだけなので、改善というゴールにはいつまでたっても至りません。
木を見て森を見ない西洋医学と森を見て治す東洋医学
ここで、当店のお客様の症例をご紹介します。呼吸が苦しく喘息気味だったため、呼吸器科を受診された方がいらっしゃいました。
しかし処方されたのは、副作用でせん妄になる可能性があるステロイドや副交感神経を遮断して気管を広げる薬で、医師からはずっと飲み続けてくださいと言われたそうです。おかしいと思ったお客様は当店へ来店し、4回施術をしたところ呼吸が楽になりました。
なぜこのようなことが起きたかというと、西洋医学は木を見て森は見ない医学だからです。つまり、目に見える症状だけを診て、全体は診ないため対症療法の薬に頼るしかありません。
当店でお客様のお身体をチェックしたら、呼吸が苦しいと同時に肩や頭の痛み、ダルさを訴えていました。このことに関しても、西洋医学は部分治療のため対処が難しいのです。
一方、東洋医学では森を見て木を治すという考え方をします。そのため、身体全部を見て症状にアプローチができ、あらゆる不調を同時に改善できるのです。
今回の例でいうと、4回の鍼灸で腎臓と呼吸器系のツボを使って改善へと導きました。お客様からも、「楽になった」とお褒めの言葉をいただいています。
東洋医学を知らなければこのお客様は、病院からもらった薬を一生飲み続け、副作用のリスクでせん妄を引き起こして認知症のリスクが上がる可能性もありました。薬は飲み続けると効果が薄れることも多いため、慢性症状には正しい知識を持つことが大切です。
長引く症状にお悩みの方は、慢性症状の改善を得意とする東洋医学で施術をしましょう。
慢性症状を改善するなら東洋はり灸院へ
今回は、薬の服用は認知症のリスクを高めるということをお話ししました。
病院ではどんな症状でも薬物治療が多く、薬を飲み続けなくてはなりません。長期間の薬の服用は、副作用や不調を招くリスクがあるため危険です。
慢性症状にお困りの方は、薬に頼らない東洋医学一筋の東洋はり灸院までご相談ください。