難聴でお困りの方へ
耳が聞こえにくい、耳鳴りがするといった症状がある場合、もしかしたら難聴になっているかもしれません。
難聴になると物音や人との会話が聞こえづらくなることによって、日常生活に支障をきたし、大きなストレスを感じてしまうでしょう。
こちらでは東洋医学から見た難聴や、鍼灸による改善法について詳しくご紹介します。「原因不明」と言われている突発性難聴についても触れていきますので、ぜひご覧ください。
難聴の種類は大きく分けて2種類
難聴とはその名のとおり、耳が聞こえにくくなる病気のことを言います。
難聴により芸能活動や音楽活動を休止している芸能人のニュースを、テレビやメディアで見たことがあるという方もいらっしゃるでしょう。
難聴はそれくらい仕事や日常生活に支障をきたすものであり、音楽活動をされている方にとっては「耳が聞こえにくい」というのは致命傷であると言えるでしょう。
音を聞き取る仕組みは、音の振動を拾い、電気信号に変えるという2段階となっています。そのため、難聴と言っても以下の2種類が存在します。
①伝音難聴
外から拾った音を伝える道筋は外耳道→鼓膜→耳小骨となっていますが、この経路に異常が起こることにより、音の振動を正確に伝える事ができなくなってしまいます。
飛行機に乗った時や車でトンネルを走っている時などに、耳が詰まった感じや聞こえが悪くなることがありますよね。その時に一時的に伝音難聴が起こっている状態であると考えられます。
②感音難聴
音の振動を電気信号に変える道筋は蝸牛(かぎゅう)→聴神経→脳となっていますが、この経路に異常が起こることにより、電気信号に変える事ができなくなってしまいます。
感音難聴はさらに「加齢性」「突発性」「急性低温障害型感音難聴」の3つに分ける事ができます。
巷でよく聞く突発性難聴も感音難聴に分類されますが、時には伝音難聴と感音難聴が併発していることもあり、「混合性難聴」と呼ばれます。
このように難聴と言ってもさまざまな種類があるため、どの種類の難聴なのか、一種類だけもしくはいくつもの種類を発症しているのか、正確に判断する必要があります。
特に突発性難聴に関しては早めに対処すればするほど改善できる可能性が高くなるため、少しでも「おかしい」と感じたら、すぐに専門機関にみてもらうようにしましょう。
難聴の症状
難聴になると以下のような症状が見られるため、比較的早い段階で発見することが可能であると言われています。
- 片方の耳が聞こえにくい
- キーン・ガサガサといった耳鳴り
- 耳の詰まり
- めまい
- 吐き気
いずれにしても、普段とは音や話し声の聞こえ方が大幅に変わるため、非常に不快感があります。
生まれつき難聴を患っている人もいますが、大抵の場合ある日突然起こることが多いです。めまいや吐き気も同時に現れた場合は、「何か大きな病気なのかな?」と不安に感じられる方もいらっしゃるかもしれませんね。
どのような種類の難聴にしても、早くケアをすれば以前の聴力に近づける事が可能です。ストレスや疲れのせいにせず、ご自身の体を労わるようにしてくださいね。
ほとんどの難聴は「原因不明」
難聴の原因は以下のように言われていますが、実は突発性難聴に関しては現代の医学では「原因不明」とされています。
- 加齢
- 耳内にできた炎症や腫瘍
- 血流障害
- ウイルス感染
- 遺伝
- ストレス
歳を取ると耳が聞こえづらくなるというケースが多く見られているように、難聴の原因の多くは「加齢」であると認識されています。
しかし、突発性難聴はその名のとおりある日急に起こる難聴であるため、病院に行っても「原因不明」と判断されてしまうケースが多くあります。
一般的な病院ではステロイド剤や抗生物質、血流を改善する薬を投与して様子を見る事がほとんどでしょう。しかし、特にステロイドには副作用もあるため、長期間使用するのは危険であると言われています。
糖尿病・消化性潰瘍・高血圧症をはじめとする重大な副作用を引き起こしてしまう可能性もあるため、難聴が良くなっても別の病気になってしまう可能性もゼロではありません。
東洋医学では原因不明と判断された病気や長期間続く慢性病、難病へのアプローチを得意としております。難聴に関しても何かしらの原因があると考えているため、病院で「お手上げ」と言われた症状でもお任せください。
東洋医学を用いた難聴へのアプローチ
東洋医学と西洋医学(一般的な病院)ではアプローチ法や対処法がまったく異なるため、最初は戸惑ってしまう方もいらっしゃるでしょう。
こちらでは当店でおこなっている難聴へのアプローチ法について詳しくご説明します。
薬に頼らない
難聴かな?と思ったら、まずは耳鼻科に行くでしょう。
耳鼻科では血管拡張薬やステロイド薬、ビタミン剤といった薬を用いてアプローチをおこないますが、これらには副作用もあります。どんな薬でも効果と副作用は表裏一体であるため、長期間もしくは大量に使うのは危険です。
その点東洋医学では「薬」は一切使わずに鍼灸と漢方を用いてアプローチをおこないます。どちらも本来人間が持つ体の機能を高めることを目的としているため、体にまったく負担がないのが特徴です。
体全体と向き合う
例えば、お腹が痛くなったら内科でお腹だけの検査をされるでしょう。
西洋医学では痛みやしびれなど症状が出ている部分だけをみて、適切な対策法を考えますよね。しかし、東洋医学では症状が出ている部分以外つまり体全体をみて、根本原因を突き止めます。
難聴に関しては血流やストレスが大きく関係していることからも、ひとりひとりが持つ「体質」を改善していきます。体質を改善することにより難聴が再発するのを防ぐだけではなく、他の病気にもかかりにくくすることが可能です。
実際、当店に来られている難聴のお客様の中には以下のような症状が見られていましたが、難聴が改善するとこれらの症状も改善しました。
- 高血圧
- 末端冷え性
- 鼻炎
- 花粉症
- 逆流性食道炎
- 慢性胃炎
- 胃酸過多症
体全体をみて根本原因にアプローチをする東洋医学だからこそ、複数の症状をあわせて改善することが可能です。
難聴を改善して快適な毎日を目指そう
難聴にはさまざまな種類がありますが、特に何の前触れもなく起こる「突発性難聴」はとても怖いですよね。放っておくと改善が難しくなってしまうため、少しでも異変を感じたらすぐにケアをおこなうことが大切です。
東洋はり灸院は突発性、慢性問わず多くの症状を改善してきた実績があります。「病院に行っても良くならなかった」という場合は、ぜひお気軽に当店へご相談ください。