風邪は自身の免疫力を高めて改善!
- 「のどが痛くて食事や会話がつらい」
- 「熱が高く、倦怠感や頭痛がある」
これらは風邪の代表的な症状であるため、早めに対策を取るべきでしょう。
おそらく「一度も風邪を引いたことがない」という方はいないのではないでしょうか。人によって症状が出る場所や重さは異なりますが、ほとんどの方は鼻水・鼻づまりといった鼻の症状をはじめ、のどの痛みや咳、発熱や倦怠感などいくつもの症状を併発することが多いでしょう。
実は世の中に「風邪」そのものをやっつける薬はないため、これらの不快な症状が出たらひとつひとつを和らげる薬を飲むしかありません。
本記事では風邪の症状や原因をはじめ、すぐにできるセルフケアをご紹介します。また、薬を使わずに風邪を改善するために鍼灸がおすすめの理由もご紹介しますので、ぜひご覧ください。
風邪の特徴と症状
風邪は病気の中でもオーソドックスで、誰もが一度はかかったことがあるのではないでしょうか。
赤ちゃんから高齢者までかかる身近な病気ですが、症状が出る場所や重さは人それぞれです。特に自分が弱いところに症状が出ることが多く、例えば鼻が弱い人は鼻水や鼻づまり、のどが弱い人はのどの痛みや咳が出ることが多いとされています。
ほとんどの風邪は命に関わることはありませんが、放っておくと高熱が出たり、倦怠感で動けなくなってしまったりするため、早めにケアをした方がよいでしょう。
以下は代表的な風邪の症状であるため、当てはまる方は早めに専門機関でみてもらってくださいね。
- 鼻水・鼻づまり
- のどの痛み・イガイガ
- 咳・たん
- 発熱
- 関節痛
- 頭痛
- 倦怠感
風邪をひくとさまざまな症状が出てきますが、ほとんどの場合複数の症状が同時もしくは少し間隔をあけて出てきます。
そのため、「もうよくなったかな?」と思っても別の症状に悩まされたり、ぶり返してしまうことも多く、根本から改善するのが健康を取り戻す一番の近道です。
風邪のメカニズムと原因
実は風邪の9割はウイルスによって引き起こされることをご存じでしょうか。
食中毒や結核は細菌が原因で起こる病気であるため、抗生物質を飲めば自然に改善します。しかし、風邪はウイルスによって引き起こされるため抗生物質を飲んでも効果がなく、むしろ胃を傷つけてしまうなどの副作用が出てくる場合もあります。
現在の医学では風邪を直接改善する薬はなく、鼻やのどの症状を抑える薬もしくは熱を下げる解熱剤を使ってアプローチをします。
ただし、あらゆる不快な症状は体内に入ってきたウイルスをやっつけて早く改善するための防衛本能であるため、それらを無理に抑えてしまうと、かえって体が健康な状態に戻るのを遅くしてしまいます。そのため、まずは風邪にかかりにくい体づくりをするとともに、風邪をひいたら無理に症状を抑えずに免疫力を高めることが大切です。
その他の原因
風邪の主な原因はウイルスですが、以下の要素や習慣も風邪を引き起こすと言われています。
- 風邪をひいている人と接触した
- 手洗い・うがいをしていない
- 乾燥した空気
- 睡眠不足・疲労
- バランスが取れていない食事
- 汗をかいた後に着替えない
- 季節の変わり目
このように、風邪の原因となる要素はたくさん存在しますが、免疫力が低下していなければ風邪をひきやすい環境にいても症状が出ることはありません。
東洋医学では、風邪の原因の大元を「免疫力の低下」ととらえているため、まずはどのような病気にもかかりにくくする体づくりを行うことを目指しています。
風邪に鍼灸が効果的な理由
免疫力が低下すると、風邪だけではなく他の病気にもかかりやすく、病気が長引いてしまいます。健康な人であれば病気にかかってもすぐに回復するため、免疫力さえ高めればもし風邪をひいても軽く済むかもしれません。
東洋医学の鍼灸は、薬のようにひとつひとつの症状を抑えるのではなく、人間が本来持っている免疫力を元の状態に戻すことを目標としています。そのため、副作用なく安全に施術を受けられ、薬のような依存性もありません。
免疫力を高めれば、風邪だけではなく他に悩んでいる症状もあわせて改善できるため、「体全体を健康にしたい」と思っている方にはピッタリです。もちろん痛みや熱さなどもないため、お子様から高齢者までリラックスして受けていただけるのも鍼灸の魅力です。
風邪におすすめ 2つのセルフケア
風邪をひいたかな?と思ったら、早めに以下のセルフケアを試してみてください。どれもすぐにできますし、鍼灸とあわせることでより早い改善が期待できます。
①少食を心がける
「風邪をひいたらたっぷり栄養をとらなければならない」と思っている方も多いかもしれませんが、それは間違いです。
私たちが食事をすると胃や腸などが活動し食べ物・飲み物を消化しますが、この消化活動にエネルギーを使ってしまうと、「風邪をよくしよう」と頑張っている体に負担がかかってしまいます。
昔から「風邪をひいたらおかゆを食べなさい」と言われていますが、それはできるだけ消化活動で体に負担をかけないようにするためなのです。
風邪をひいている時は、できるだけ食事などでエネルギーを使わないようにするのが鉄則です。
②お風呂に入って汗をかく
「風邪をひいたらお風呂に入ってはいけない」と思っている方も多いかもしれませんが、それも実は間違いです。
人間の体の構造上、汗をかくと熱が下がるため、熱がある時や悪寒がするときにはゆっくりとお風呂に浸かるのがおすすめです。
汗をかけば外から入ってきたウイルスを追い出せるため、不快な症状もあわせてよくなるでしょう。
風邪に負けない身体づくりを!
誰もが一度はかかったことがある風邪の9割はウイルスによって引き起こされており、現代の医学では大元から改善する薬はありません。しかし、人間が持っている免疫力を高めれば、風邪にかかりにくく、かかったとしても早く改善できます。
東洋医学の鍼灸では、人間本来の免疫力を引き出すことを目的としているため、すべての病気にかかりづらい体を作れますよ。